今回は、少し趣向を変えて(?)養老鉄道の7700系について取り上げます。
7700系は、元々東急7000系として1962年に登場した車両を、1987~1991年にかけてVVVF制御化等の改造を施した車両で、東急多摩川線や池上線で活躍していましたが、新型車両に置き換えられ、6編成(2両✖3、3両✖3)が2018~2019年にかけて養老鉄道に譲渡されました。
譲渡に当たって、近鉄の塩浜検修庫で検査等をするからなのか、近鉄電車のように”TQ”という電算番号が付けられました。
東急時代の塗装を踏襲した編成もいますが、養老鉄道オリジナル塗装も登場しました。
写真の7912(TQ12)編成の塗装は”緑歌舞伎”と言われています。
写真の緑色の帯を巻いた編成もいます。
全6編成のうち、2連2編成(TQ05・TQ06編成)が緑帯、2連1編成(TQ01編成)と3連1編成(TQ03編成)が赤帯、3連1編成(TQ12編成)が緑歌舞伎塗装、3連1編成(TQ14編成)が赤歌舞伎塗装となっています。
車内を見ていきましょう。
2連車及び3連車の両先頭車は東急時代そのままのオールロングシートとなっています。
一方で、3連車の中間車には一部クロスシートが設置されました。
名鉄2200系のクロスシートに似た座席。
伊賀鉄道という前例があったので、どこからかの流用品かと思ったのですが(伊賀鉄道200系には京阪8000系・9000系から流用されたシートが設置された)、新品だそうです。
東急時代に貼られたと思われるステッカー。
運転台。
車掌スイッチが2つあるのは東急時代からなのでしょうか?
製造銘板。
次回は、東急時代の写真(池上線や多摩川線で活躍する姿)を紹介したいと思います。
おわり。