くりでんミュージアムと若柳駅 2|名阪てつたび談話室ブログ

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くりでんミュージアムと若柳駅 2

少し間隔があいてしまいましたが、今回も先回に続き、くりでんミュージアムと旧若柳駅について取り上げます。
くりでんミュージアムと旧若柳駅の概要についても取り上げている先回の記事は、こちらよりご覧ください。


先回、主にくりでんミュージアムの写真を紹介したので、今回は旧若柳駅で保存車両の写真を中心に紹介します。

栗原電鉄M15形M153。
数字が続けて書かれているので、少しわかりにくいですが、M150形ではなく、M15形の第三編成という意味だそうです。
”Mというのは、電動車を示し、制御車は、”C”だったそうです。


M15形M153の車内。
1955年登場とのことですが、床や壁に木が多用されており、もっと前に製造された車両のようにも思えます。


客室に非常ブレーキが設置されていました。


”ニッケ毛布”の字体も時代を感じさせられます。


M153運転台。

元名鉄の車両も美しい状態で保存されています。

KD乗車会に使用されていたKD10形KD11(元名鉄キハ10形キハ15)。
KD10形については、HPの”くりはらに残る名鉄のLEカー”で詳しく取り上げているので、そちらをご覧ください。


KD95形と並ぶKD10形(元名鉄キハ10形)。
KD95形は、栗原電鉄の電化設備廃止に備えて1994年に3両が製造された富士重工製のLEカーで、2007年の廃線まで使用されました。

HPでも触れましたが、旧若柳駅では、冬季を除き、月に何度かKD乗車会という乗車会が行われており、KD951とKD953は時には併結して旧若柳駅と片町裏信号所の間を往復する姿を見ることができるそうです。


KD95形車内。


KD95形運転台。
名鉄のLEカーの運転台によく似ています。
同じ富士重工製のLEカーなので、当然と言えば当然なのかもしれませんが。


運転台の横に、乗車会の行路表と車掌の取扱手順がありました。
乗車会の際に乗車希望者が多いと、増便が行われ、例えば11時41分に若柳駅に到着後も何往復かすることもあります。


事業用の車両も保存されています。

DB10形101号。
1965年製の構内作業用のディーゼル機関車です。
動態保存の扱いになっており、時折、構内を往復する姿が見られるそうです。


ト10形102号。
DB10形が走行する際には、こちらに乗車できるそうです。
通常の鉄道では、まずできないイベントですね。


ED20形203号。
1950年製の電気機関車。1987年に除籍されました。
こちらは静態保存となっています。

最後に、旧若柳駅の駅舎をご覧ください。

駅舎は、開業当時の姿に復元されており、綺麗に整備されていました。

次回は、旧若柳駅からJR石越駅までのくりはら田園鉄道の廃線跡について取り上げる予定です。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

おわり。


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