2000年に名鉄初の低床車として美濃町線に投入されたモ800形は、2001年のローレル賞に選定されました。
個人的な感想もかなり含みますが、海外部品を多用している最近の超低床車と比較して、
国内で実績があるものを多用しているからでしょうか、乗り心地は他の超低床車よりもかなり良いように感じます。
もっとも、美濃町線は軌道状況が非常に悪かったので、そうでないと苦情が殺到する恐れがあったという面もあるのかもしれませんが。
801~803号の3両が製造され、2005年の600V線区廃止後は、801号が豊橋鉄道へ802・803号は福井鉄道に譲渡されました。
福井鉄道へ行った802・803号は1両編成では輸送力が不足するらしく、あまり動いてないようですが、
豊橋に行った801号は、元気な姿をよく見かけます。
日本一の急カーブの井原のカーブが曲がれず、長い間運動公園前には乗り入れできなかったのですが、
最近、少々の改造が加えられ、乗り入れできるようになりました。
当初は名鉄時代のままの塗装だったのですが、ここ数年はパト電となっています。
今日は2001年の800形ローレル賞受賞式の写真を紹介したいと思います。
ネガフィルムの劣化のためか画質はあまりよくありません。あらかじめご了承ください。
2001年8月5日に受賞式が新岐阜駅7番線で行われました。
表彰状授与の様子。
記念列車発車!
記念式典後、市ノ坪検車区(いわゆる岐阜工場)でローレル賞受賞車両を並べての撮影会が行われました。
定員や整理券などは不要で誰でも参加できました。
こんな太っ腹なイベント、今なら絶対行わないでしょうね。
最後に廃止間際(2005年3月)に撮った写真になってしまいますが、800形の走行風景を。
日野橋~琴塚での撮影だと思われます。