超大型の台風が接近していますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
既に多くの路線で運転見合わせが発生しているようですね。
風雨とも非常に強くなることが予想されますので、不要不急な外出を控える等厳重な警戒が必要です。
台風が接近していますが、今回は、南海高野線沿線に保存されている7300系7311号についてご紹介します。
7300系は、1971年に登場。
7000系パノラマカーと同等の車体を持っていましたが、足回りは旧型車からの流用で、吊り掛け駆動でした。
登場当初は、支線直通特急で活躍したそうですが、晩年は主に小牧線や広見線などの普通に充当されていました。
1997年に全車廃車後は、中間車2両を除き、豊橋鉄道に譲渡され、
1997年7月に600Vから1500Vに昇圧された豊橋鉄道の全車両が7300系になりました。
安住の地を得たかのように見えましたが、2扉クロスシートかつ旧性能車のためダイヤ乱れが頻発し、
わずか3年ほどで元東急7200系の1800系で置き換えられることになり、2002年に豊橋鉄道でも全車廃車されました。
大半の車両は解体されましたが、
電車1両を丸ごとプレゼントするという企画の元、無償譲渡先を募り(送料は譲渡先負担)、
実際に4両の車両が譲渡されました。
関西地区には今回ご紹介する7311号のほかにもう1両奥高野に保存されているものがあるようです。
残念ながら、アクセスがしにくくて、調査できていません。
なお、今回のレポートでも詳細の場所等については、迷惑行為等の防止のため、記事上には敢えて載せないものとします。
「どうしても教えて欲しい」とおっしゃられる方は、メールでお知らせください。
もっとも、少し調べれば、私からの返答を待つよりも早く場所は判明してしまいますがね。
前置きが長くなりましたが、写真を貼りましょう。
かなり色褪せており、痛みを感じざるをえないですね(汗)。
7300系が置かれているところの横にネットカフェがあり、その入口付近から見るとこのような感じです。
現役引退から相当経っているのと、現役時代それほど何度も乗ったわけではないので、
車両の詳細等はあまり記憶にないのですが、少なくとも優先席のマークは名鉄時代のままですね。
7300系の前あたり(というのが正しいのか不明)には、蒸気機関車が置かれています。
形式等は不明です。
4年前の2013年にもこの地を見に訪れたのですが、その際は置かれ方が今とは異なっていたので、紹介したいと思います。
なお、4年前は蒸気機関車は見当たりませんでした。
蒸気機関車のように高い場所に置かれていました。
2013年はカーテンが名鉄時代のままだったようですね。
6000系1~4次車の特別整備前もこのような模様のカーテンだった記憶があるので、間違いないかと思います。
遠くから見るとこのような感じ。
当時は後ろ側にアルペンがありましたが、現在は閉店してしまっています。
高さが変わった以外は、置かれている場所はそれほど変わっていないように思えます。
アルペンがなくなったので、周囲の様子は随分と変わったように感じてしまいますが。
高いところに置かれていた方が、顔や足回り等を観察するのに好都合でした(笑)。
もっとも、保存して頂いているだけ感謝しないといけませんが。
他にも3両7300系は保存されているようなのですが、そちらも見に行ってみたいですね。
奥高野などアクセスが悪いところに行ってしまっている車両もあるようですが。
なお、次回は7300系の現役時代の写真を貼りたいと思いますので、お楽しみに!