先回は
モ600形の懐かしの保存車両について取り上げましたが、
今回は、現役当時の活躍を振り返ってみたいと思います。
2000年に601~605号が廃車されたあと、606号が2005年の美濃町線廃止まで残ったわけですが、
今回は601~605号が廃車される少し前の写真を紹介したいと思います。
といっても、沿線に住んでいるわけでもなく、当時頻繁に通う金銭的な余裕もなかったので、
今回取り上げる写真はすべて同日(2000年4月)に撮影したものです。
上芥見駅にて。
いつ訪れても静かな場所でしたが、それでも当時は15分毎に電車が来ていました。
津保川橋梁にて。ここは有名撮影地でしたね。
日野橋にて。
600形は早朝を除き新岐阜~新関・関の運用が主で、
徹明町~日野橋の運用には870形や590形が主に入っていたのですが、
訪れた日はなぜか一部列車が徹明町~新関・関となっており、写真のような並びが見られました。
この2列車、日野橋から徹明町までは続行で走るという珍しい光景が見られました。
続行なんて今どこかにあるのでしょうか・・・?
関駅にて。
上に記した事情(?)で、昼間時間帯にも関わらず関発の徹明町行きが見られました。
関駅は1999年に開業し、盛大に式典まで行ったのですが、わずか6年で廃止されてしまいましたね。
徹明町にて。
関駅で撮影した列車に徹明町まで乗り通した記憶があります。
最後に車内を。
転換クロスシートが並ぶ車内。
日本一豪華な路面電車といっても過言ではないでしょう。
残念ながら冷房装置はありませんでしたが(屋根上の冷房に見える機器類は抵抗器)、
当時は昨今のような猛暑はあまりなく、真夏でも全開の窓と扇風機でもそれなりに快適でした。
おわり。