旧美濃駅|名阪てつたび談話室ブログ

名阪てつたび談話室ブログ

旧美濃駅


今回は、旧美濃駅および美濃駅に保存される電車を紹介したいと思います。
名鉄に馴染みのあまりない方や馴染みのある方でも最近になられた方はあまりご存知ではないのではないかと思うので、はじめに少しだけ説明します。

旧美濃駅は、2005年に廃止された美濃町線(徹明町~新関~美濃)の終着駅で、
美濃町線の全廃に先立って、新関~美濃間は1999年に廃止されました。
廃線跡は道路等に整備されている箇所もありますが、美濃駅は現役当時の状態が保たれ、
現在は4両の車両(512号、601号、593号、876号の前頭部)が保存展示されています。

火曜日はお休みで駅構内には入れませんので、お気を付けください。
年末年始もお休みみたいですね。
詳しくは、旧名鉄美濃駅保存会のホームページよりご確認ください。
最近は、Facebookでのお知らせが多いようなので、Facebookアカウントをお持ちの方は、そちらもご覧になられた方がよいかもしれません。

新関~美濃間の廃止後の2003年にまず512号と601号が搬入され、
美濃町線の全廃後の2006年に593号と876号の前頭部が搬入されました。
 
美濃駅へのアクセスですが、
・長良川鉄道美濃市駅から徒歩3分。
・岐阜から路線バスで1時間ほど、美濃停留所下車目の前。
・名古屋(名鉄バスセンター)から都市間高速バス利用で美濃停留所下車目の前(名古屋から約2時間)。

鉄道利用が良いなら、長良川鉄道利用が良いでしょうし、
名古屋から乗り換えなしが良いなら、都市間高速バスが快適で良いでしょう。

岐阜からの路線バスも、
美濃町線の廃線跡沿いの道を所々で通り、車窓から廃線跡を眺めることもでき、
そういった意味ではお勧めです。
車両は普通のノンステップなどの路線バスなので、少々キツいですがね。
↓の写真は路線バスの車窓から眺めた旧琴塚駅跡です。


前置きが長くなりましたが、駅の中に入って行きたいと思います。
出札口前に段ボールで作られた512号の模型(と呼んでいいのでしょうか?)。


中に入ると言いながら、思いっきり外からですが(汗)。
保存車両の4並び。
広角レンズを持っていかなかったので、やむを得ず外から撮影しました。
柵が入ってしまっています。

モ600形601号。
1970年登場の複電圧車。
冷房車に見えますが、屋根上に乗っかってるのは抵抗器です。

保存された当初は、車内で物販などを行う予定があった(実際に行われていた?)ので、
512号とともに座席は撤去されています。

美濃駅に搬入された際は、赤一色だったのですが、
いつの間にやら白帯が入り、登場当初の塗装になりました。

方向板もブック式のモノからレプリカになっています。

600形はほかに、603号が手力駅近くの飲食店で、
605号が高山市清見町のキャンプ場で保存されていたのですが、
どちらも解体されたようで、601号が唯一の保存車になってしまいました。

この写真見て、512号がいないぞと思われたかもしれませんが、
この写真は512号が旧黒野駅跡に出張していた際に撮影したものです。


モ590形593号。
幸運の電車と言えば、590形591号~593号のことを指すのでしょうね。
新関~美濃間の廃止後、廃車かと思われていましたが、
591号と592号はなんと特別整備を受けて冷房化、
600V線区廃止後は、土佐電気鉄道(現在のとさでん交通)に譲渡され、現在も元気に活躍中です。

少し話が飛びますが、今でも元気に活躍する592号の写真を貼ります。

扉が片側1か所ずつ埋められたほか、
正面窓の改造および名鉄ローマン体の車番の撤去などが行われており、
随分と雰囲気が変わっています。
未改造で保存されている593号と比べれば、より違いがわかりますね。

最後に、512号が出張中の写真で締めたいと思います。
 



にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村

拍手[0回]

コメント

プロフィール

HN:
めいはん
Webサイト:
性別:
非公開
自己紹介:
ツイッター:https://twitter.com/RapidExp7203
感想等はコメント・メールのほかツイッターでもどうぞ♪
ハッシュタグ” #meihan7203”を付けて呟いてください。

インスタもやっています。
こちらからご覧ください。

スポンサードリンク

ブログ内検索