先日予告した通り、今回は神宮前駅にあった手動踏切と最近近代的なものに建て替えられた跨線橋について取り上げたいと思います。
はじめに、不要かもしれませんが、手動踏切について簡単に説明すると、
踏切と言えば、列車の速度や停車駅などのパターンにより、自動で開閉するものが一般的ですが、
中には踏切警手と言われる係員が開閉を操作している踏切もあります。
昔は、全国各地で見られたそうですが、今、残っているところあるのでしょうか?
名鉄では、神宮前駅にJRの踏切と並んで設置されていましたが、2012年6月に廃止され、現存していません。他の会社でも存在は非常に珍しいと思います。
2005年、東武の竹ノ塚駅で係員の操作ミスにより、死傷者が発生する事故があり、
神宮前駅の踏切でも操作ミスがあったようで、有人の踏切が姿を消す大きな要因となっているようです。 現存しているところも、徐々に廃止が進むと思われます。
前置きはこれぐらいにして、写真を貼りましょう。
撮影は、2012年6月、廃止間際の撮影です。
神宮前駅のホームから見た手動踏切。
踏切警手が踏切を操作していた小屋と遮断機。
フラッグのような遮断機は非常に珍しかったです。
”半開時は車両進入禁止”と記載されていますが、半開時は歩行者や自転車のみ通行可とし、
遮断時間を少しでも短くするよう工夫がなされていました。
自転車は本来は車両なので、半開時は通れないはずなのですが、黙認されていたのでしょうね。
踏切を渡るSR車。さすがに5300系なのか5700系なのかはわかりませんね。
つづいて跨線橋の写真を見ていきましょう。
今は近代的なものに建て替えられましたが、こんなに古めかしい跨線橋が少し前まではありました。
跨線橋上の様子。
最後に、跨線橋の上から見た神宮前駅と踏切の写真を上げます。
おわり。