先日、くりでんミュージアム及び旧若柳駅に保存されている元名鉄のキハ10形(KD10形)が走行すると聞き、見学に行ってまいりました。
今回は、くりでんミュージアム及び旧若柳駅について紹介致します。
なお、キハ10形(KD10形)の走行の様子については、HP(ワードプレス版)にて取り上げたので、
こちらよりご覧ください。
くりでんミュージアムは、2007年3月31日の運行で廃止されたくりはら田園鉄道及び前身の栗原電鉄の歴史を後世に伝えようと2017年に開業した施設で、先に鉄道公園として整備されていた旧若柳駅に隣接して整備されました。
旧若柳駅は、くりはら田園鉄道及び前身の栗原電鉄の本社と車両基地があった場所で、車両の保存のほか動態保存車両の乗車会や運転体験等が行われています。
栗原電鉄及びくりはら田園鉄道の歴史を少しだけ触れると、栗原電鉄は1921年に栗原軌道として石越~沢辺間が開業し、1942年には細倉鉱山駅(後の細倉マインパーク駅)まで延伸、電化に併せ1955年には栗原電鉄となりました。
1986年の貨物輸送廃止後は、経営が急速に悪化したので、沿線市町などが出資する第三セクター鉄道への移管及びされることになり、1995年4月1日よりくりはら田園鉄道となりました。
くりはら田園鉄道への移管に併せ、電気運転が廃止され、オリジナルのKD95形が3両導入されました。
その後も利用者は減り続け、バス転換されることになり、2007年3月31日の運行をもって廃止されました。くりはら田園鉄道の会社自体も2010年8月に清算が終了しています。
ここからはくりでんミュージアム内の写真を紹介します。
くりでんミュージアム内に保存されるKD95形(KD952)。
反対側はミニシアターとなっています。
くりでんミュージアム内に保存されるKD10形(KD12・元名鉄キハ16)。
こちらは、運転シミュレーターとなっており、実際の運転台の機器で運転操作を体験できます。
ミュージアムの壁に掲げられた駅名板。
ここまでズラッと並んでいると、表現として正しいのかはわかりませんが、爽快さを感じます。
長くなるので、次回へ続きます。