今日は8月8日、まるはちの日ということで豊橋に集ったモ800形について取り上げようと思います。
豊鉄の話題ですが、元名鉄車の話題なので、カテゴリーは”名鉄”です。
2000年に美濃町線用として全3両が登場したモ800形でしたが、
2005年の路線廃止後、801号は豊橋鉄道へ、802号と803号は福井鉄道に譲渡されました。
豊橋鉄道に譲渡された801号は当初は井原の急カーブを曲がることができず、
もっぱら駅前~赤岩口での運用に限定されており、T1000形の登場以後は予備車のような扱いになっていましたが、2018年に車体の嵩上げや台車のカバーの撤去などの改造工事を受け、2018年の4月より運動公園前にも乗り入れるようになりました。
福井鉄道に譲渡された802号と803号は、一緒に譲渡されたモ770形やモ880形とともに活躍していましたが、1両編成と両数が短く、収容力が小さいことからモ800形は徐々に運用が狭められていき、
2019年に豊橋鉄道に譲渡され、豊橋鉄道にて801~803号の全車が揃うこととなりました。
802号が2019年10月から、803号が2020年4月から営業運転を開始しています。
もちろん、802号・803号にも運動公園前への乗り入れ対応工事が行われ、
市内線全線で運転されています。
前置きが長くなりましたが、写真を貼りましょう。
まずは801号から。
801号は入線当初は名鉄時代そのままの塗装でしたが、2012年からパト電車となっています。
続いて802号。
802号は廃車になった3200形3201号を引き継いでブラックサンダーの全面広告車となりました。
中々格好良いと思います。
運用開始が最後になった803号。
803号は現在NHKの連続テレビ小説「エール」のラッピングが施されています。
このラッピングは9月のテレビ放送終了までの予定ですが、終了後はどのような装いになるのでしょうかね?
801号と802号については、座席のモケットは名鉄時代のままなのですが、
803号のみ名鉄2200系などと同じものに変更されていました。
今後他車にも波及していくのかどうか注目していきたいと思います。
東田坂上で並んだ801号と803号。
超急曲線も曲がれるし、乗り心地良いし・・・ 日本一の路面電車車両と言えるでしょう。
最後に昨年(2019年)8月の光景を。
転用改造を待つ803号。奥には801号がいます。
803号と801号の車体の高さを見比べてみてください。
運動公園前への入線のために、どれだけ車体の高さを嵩上げしたのかわかると思います。
次回は名鉄時代のモ800形の活躍について振り返ってみる予定です。
更新はいつになるかわかりませんが、楽しみにお待ちくださいませ。
おわり。